腰・足のしびれの本当の原因
レントゲンで分からないしびれの症状
腰から足にかけて表れるしびれ。
腰痛を伴う場合もありますね。
レントゲンやMRIで診ると圧迫されている神経が見えることもありますが、
痺れがあるにも関わらず、画像では目に見える所見が見当たらないこともあります。
椎間板が原因ではない?
よく腰痛でヘルニアと言われる場合、正式な名称は腰部椎間板ヘルニアと言います。
骨と骨の間にある、椎間板という軟骨の繊維が飛び出して、神経に当たることで症状が出ると言われています。
しかし実際は
「椎間板が神経を圧迫していても症状がでない人」もいれば
「椎間板が神経を圧迫していないのに症状がでる人」もいます。
つまり、椎間板が飛び出して神経根を圧迫していることと、実際の腰痛・しびれの症状とは関係がない可能性があります。
腰痛・しびれの2つの原因と鍼灸治療
①血行不良による筋肉の緊張(コリ)
腰痛・しびれの症状がある患者さんを診ていると共通することがあります。
それは、足の血流が悪くなっていて、足の筋肉が固くなっていることです。
血流の状態は舌診と脈診から、足の固さは整体で確認しています。
治療としては、
まずは太ももからふくらはぎ、足をしっかりほぐして筋肉の緊張をとっていくことが必要です。
そして、鍼で筋肉の硬結(コリの中心)を刺激し、緊張と痛みを深部から解消していきます。
②免疫力低下により引き起こされる神経症状
近年、口の周りにできるヘルペスと同じウイルスが関係してしびれを引き起こすことがわかってきました。
ヘルペスウイルスは神経に潜んでおり、免疫力が低下すると神経周囲で炎症や各種症状を引き起こします。
腰部の神経に感染していると、免疫力が低下したときに腰痛やしびれの症状を引き起こします。
そのため、症状に波があったり、疲れた時に症状が強くなるなどの影響があります。
立ち仕事で腰にストレスがかかっている・冷えやすいことも関連しています。
治療としては、
内臓機能を活性化させ免疫力を高める全身治療がメインとなります。
ヘルペスウイルスは身の回りにありふれているウイルスです。
まずは身体の免疫力そのものを高めることが最大の治療となります。
痛み・症状のある局所の治療と、全身の治療を併せて行うことが治療のポイントです。
鍼灸による全身治療
症状が表れているときは、その症状を緩和することが第一の目的になります。
しかし、症状はあくまでも表に見えている部分であって根本の原因ではありません。
症状は、カラダからのサインだと捉えることができます。
原因が根本にあり、引き金となるキッカケがあり、症状が表れます。
目に見える症状だけでなく、その全てに多角的にアプローチすることで治療の効果も最大限に発揮されます。
そして、鍼灸治療は免疫力を活性化させる最大の治療です。
全身治療は遠回りなようですが、一番の近道です。
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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