時々起こるズキズキとした頭痛を、偏頭痛(片頭痛)と言います。
偏頭痛と片頭痛は、漢字は違っても意味は同じです。
慢性的な頭痛で、繰り返し起こります。
偏頭痛の症状
偏頭痛は繰り返し起こることと、ズキズキとした痛みが特徴です。
頭の片側だけでなく、両側や、頭全体に痛みが出ることもあります。
拍動性といって、心臓のドクンドクンという鼓動に合わせて痛むと感じることもあります。
偏頭痛に伴う症状
- 吐き気
- 胃のむかつき
- 肩こり
- 目の痛み
などがあります。
その他、生理に伴って頭痛が起こる場合もあります。
その他の頭痛との判別
偏頭痛以外の頭痛として
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛
というものがあります。
緊張型頭痛は、首や肩の緊張から起こり、後頭部の痛みが特徴です。
群発頭痛は、目の奥がえぐられるような痛みが特徴です。
様々な頭痛の種類がありますが、ひとつだけでなく併発することもありますので総合的に診て判断することが必要だと思います。
偏頭痛の前兆「閃輝暗点」
偏頭痛には、前兆を伴うものもあります。
閃輝暗点(せんきあんてん)と言い、フラッシュのように目の前がチカチカ光ったり、ギザギザのような光が見えて視界が狭く感じます。
偏頭痛持ちの方の30%ほどはこの症状があると言われています。
偏頭痛3つの原因と鍼灸治療
悠心堂の鍼灸治療では、片頭痛の治療ポイントを3つにしぼってアプローチしています。
1.肩こり&腕から肩、首にかけての筋緊張
頭痛とこりにも関連性があります。
パソコン作業など日常生活で手や腕に負担がかかる方は、筋肉に疲労が蓄積して頭痛の原因になっている可能性があります。
手や腕の疲れが、肩・首の緊張につながり、緊張した筋肉が血管を圧迫することで脳循環が悪化します。
緊張すると血管は収縮するため、脳の血管が収縮した結果として痛みを引き起こします。
また、首の筋肉の緊張は、後頭部に痛みを感じる緊張型頭痛の原因にもなります。
目の疲れもある方はこちらもご参考ください。
関連コラム(眼精疲労への鍼灸治療)
筋肉の緊張をほぐす鍼灸治療
鍼灸の効果の一つで、緊張をほぐす効果があります。
こった筋肉や痛みがある場所へ重点的に鍼をすることで緊張をゆるめ、頭痛を緩和します。
2.ホルモンバランスの調整
偏頭痛は女性に多く、生理と関連して起きるなど、ホルモンバランスとも関係しています。
鍼灸治療では、女性ホルモンのバランスを整えるツボに施術をすることで、頭痛に対してもアプローチします。
ホルモンバランスは自律神経とも関係しているため、鍼灸治療の全身調整によりストレス対策をすることも必要だと考えています。
3.糖質代謝
偏頭痛は糖質の代謝とも関係します。
血液中の糖質が過剰な状態が続くと炎症が悪化することが知られています。
そのため、糖質の代謝のバランスが崩れることで頭痛も悪化してしまいます。
鍼灸治療で、肝臓や膵臓など糖質代謝に関連する臓器を活性化することも大切です。
整体では、足をほぐすことにより糖の代謝を活性化します。
さらに、耳ツボ療法を組み合わせることで食べ過ぎを抑えます。
まとめ
頭痛はとてもつらいものですが、必ず原因はありますし、治療をしていくことで改善が見込めます。
人それぞれ、生活習慣により治療のポイントは違うため、それに合わせた治療をすることが必要です。
偏頭痛に対する鍼灸治療をすすめていくと、
肩こり・首こり・腱鞘炎・冷え・生理不順など・・様々な症状に関しても良い効果が見られます。
全身を総合的に診ていく鍼灸治療だからできることだと思います。
お悩みの方はいつでもご相談ください。
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