多くの疾患に有効な鍼灸治療
鍼灸治療が適応とする疾患は数多くあります。
なぜなら、東洋医学には歴史があり、様々な悩みや症状に対する知識と経験の蓄積があるからです。
鍼灸治療はカラダを活性化させ”治す”ことができる唯一の治療です。
東洋医学の真髄は全身治療
全身の状態を把握する診断技術
鍼灸治療の診断法には脈診・舌診・腹診などがあります。
これは身体の一部分を診て、全身を把握する技術です。
※漢方薬も、本来は脈を診て体質に合わせて処方するものです。
現在も昔からの漢方薬局では脈診をしています。
ツボへの刺激は、局所だけでなく全身を動かす
身体のツボは全身にあります。
手・足・お腹・背中・顔・頭など、あらゆる場所に存在しています。
ある部位への刺激は経絡（けいらく）という通り道を介して、遠くの場所で効果を発揮させます。
「全ての道はローマへ通ず」
そんな言葉がありますね。
同じように
「全てのツボは経絡へ通ず」と言えます。
そして、効果は全身へ伝わっていきます。
治す方法はカラダが知っている
鍼灸治療がなぜ効くの？と聞かれることがあります。
それは鍼とお灸の刺激が、治す力を活性化させているからです。
治るための方法はカラダ自身が生まれつき持っています。
それを自然治癒力と言います。
詳しくは関連コラム〈なぜ鍼は効くのか？〉もご覧ください。
ミクロかマクロか
現代医学では各科に細分化され、詳細に検査をすることができます。
東洋医学をはじめとする伝統医学では、カラダ全体の状態を把握することが重視されています。
体質とも言いますね。
「木を見て森を見ず」
一部分だけでは見えないものもありますし、全体だけでは見えないものもあります。
細かい部分だけを診て原因がわからない時は、一度全体から診ていくことも必要だと思います。
鍼灸治療の可能性
色んな症状が同時に治っていく
鍼灸治療の得意とする全身治療は多くのメリットがあります。
最初は一つの症状を治すために治療を始めた患者さん。
治療を続けていくうちに、少しずつ色んな症状が改善されることがあります。
カラダは全体でバランスをとっています。
それが一つ崩れていれば、全身に影響している可能性があります。
未病-予防医学としての鍼灸治療
通常、病院には何か症状が表れてから通うと思います。
それが病気になる前に予防できれば、一番良いと思いませんか？
鍼灸治療には、病気になる前に予防として治療ができるというメリットがあります。
『未病』とは、病気未満の病気のことを言います。
風邪のひきはじめや、軽い肩こりも未病だと言えます。
ちょっとだけ気になる、ちょっとした症状は、カラダからのサインかもしれません。
悪くなる前に、転ばぬ先の杖として鍼灸治療をぜひ活用して頂ければと思います。
まとめ
色々な症状がある人ほど、どこから治療をはじめたらいいかわからないと思います。
全身治療に取り組み多くの症状を同時に治療していくと、ひとつずつ順番に改善していきます。
治るペースは人それぞれ違います。
その人に合った速度で治っていきます。
道のりは遠く感じることもあるかもしれません。
けれど、治る方向に向かっていくことで、少しずつカラダが変わっていきます。
それができるのが鍼灸治療の最大の長所です。
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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