なぜ鍼(はり)は効くのか?

広島県呉市の鍼灸院・整体院【悠心堂】の鍼はなぜ効くのかのコラム鍼灸エトセトラ

そもそも鍼治療とは

良い意味で”刺激”を与える治療

鍼治療とはいったいどんな治療でしょうか。
実際に体験したことがない方でも、テレビ等で腰や肩に鍼を刺している映像を見たことはあるかもしれませんね。

鍼をする場所は痛いところにすることもあれば、一見関係のなさそうな場所、ツボと呼ばれる場所にすることもあります。

鍼を刺すことと治ることがイメージとして結びつきにくいと思うので、本記事で説明していきたいと思います。

コール&レスポンスの治療

鍼治療とは?ひとことでいうなら、

「身体に鍼を刺して、それに対する身体の反応で治す治療法」です。

鍼治療は注射のような痛みはありません。
しかし身体に鍼を刺すわけですから、皮膚の下に異物が侵入してくることになります。

身体にとって本来ありえないことです。
それに対して、身体は必ず何らかの反応を示します。

鍼をすると、

  • 鍼をした場所の皮膚に赤みが出る
  • お腹がグルグルと鳴る
  • 眠くなる

など様々な反応が起こります。

それは鍼の刺激に対して身体が応答しているから起こりえることです。

自律神経は鍼の刺激に対し適応しようとする

鍼の効果として自律神経バランスの調整があげられます。

自律神経とは無意識下で働く神経で、外気温に対して体温調節をするなど身体の生命活動の維持に大きく関わっています。
あらゆる外部環境に適応する神経です。

それは鍼の刺激に対しても例外ではありません。

鍼の刺激により自律神経が応答することにより鍼は効くのです。

鍼灸師は身体の反応を診る

鍼の刺激により、身体は必ず反応します。
その反応を診て身体を良い状態に調節するのが鍼灸師の仕事です。

そのため、鍼をする技術だけでなく、もっとも大事なことが診断です。

身体が発しているサインをいかに読み取るかが治療には必要不可欠な技術です。

身体が活性化することで鍼が効く

鍼は治るためのキッカケ

『なかなか治らない』そんな時はありませんか?

痛みがなかなかひかない。
風邪がなかなか治らない。
などなど・・

それは身体が治る力がうまく発揮できていない時です。

鍼の刺激は、身体が本来持っている力をうまく発揮するためのキッカケになります。

鍼が治すのではなく、自分自身の力で治っていく

治る力は本来誰でも持っていますが、それが働かなくなる状態が病気です。

鍼の刺激をキッカケとして身体自身が治る方向に向かって動くことが治療の第一歩です。

身体が元々持っている力が発揮できる状態は、元気と言います。

 

身体が元気になるためには、良い刺激を与えて身体を活性化させることが必要です。
鍼が刺激となり、身体を活性化させた結果が、『効いた』と言えるのだと思います。

 

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