夜泣き・疳の虫に
『小児はり』『むしきり』といい、夜泣き・疳の虫には昔から子どもに対しても鍼灸治療が行われていました。
疳の虫とは、子どもの自律神経のバランスが崩れた状態です。
よくある症状
- 金切り声でキーキー、キャーキャー泣く。(えーんえーんという泣き方とは違います)
- 夜になると泣いておさまらない
- かみつく
- 額にあおすじが浮き出る
- 髪の毛が逆立つ
子どもは本来泣くものですが、わけもなくキーキー泣いて手が付けられない時には、疳の虫かもしれません。
治療の方法
刺さない鍼である接触鍼を使い、神経を整えます。
子どもは発達途中でまだツボがはっきりと定まっていないため、皮膚の表面への刺激が有効です。
ちりげの灸
風邪をひきやすい子には背中にある『身柱』というツボにお灸をします。
お灸は一瞬あついですが、あとが残りにくいお灸をします。
心肺機能を高める目的です。
〈よくある質問〉
Q.どれくらい通えばいいですか?
A.個人差はありますが、疳が強い子は週2~3回の治療をオススメします。
1回でも良くなる子はいますが、様子を見て来院の指導をしています。
症状が出てから、早めに治療にかかった方が治るのも早い傾向があるように思います。
悠心堂では、何も症状がなくても、健康管理として月1回通うことをオススメします。
身体の機能を活性化させ、丈夫な発育を促します。
Q.鍼は痛いですか?
A.やさしくふれるだけの刺さない鍼を使うため、痛みはありません。
気持ちよくて寝てしまう子や、自分から進んで受ける子もいます。
Q.何才の子ができますか?
A.健康管理としては生後2週間くらいから、小学校の中~高学年くらいまでです。
疳の虫の症状は生後4か月くらいに表れやすいという意見もあります。
また、離乳食をはじめた時、環境が変わった時に疳の虫になることもあります。
接触鍼そのものは大人にも使うことがあります。
Q.どんな効果がありますか?
A.主に夜泣きや疳の虫に使いますが、他にも色んな症状に使います。
- ぜんそくや風邪をひきやすいなど、呼吸器系の症状
- 食欲不振や軟便など、消化器系の症状
- おねしょや膀胱炎など、泌尿器系の症状
アトピーなどでは食事や生活習慣と併せて指導をいたします。
その他、発達障害など
いわゆる発達障害と呼ばれる諸症状があります。その原因は脳機能の障害であるといい、遺伝や食生活、環境ホルモンが関係しているといいます。
鍼灸治療では、脳循環を良くする治療がまず必要になります。
そして重金属やウイルス細菌の影響がある場合は、デトックスや免疫力を活性化する治療を行います。
どこまでを病気として診るかにもよりますが、発達障害の諸症状には『波』があります。
その波を良い状態に持っていくことが治療の目的です。
身体機能のベースになる脳循環を良くしていきます。
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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