小さい子どもなら誰でもおねしょをしてしまうものです。
成長するにつれてだんだんとしなくなっていきますよね。
しかしなかなか治らないと不安になってしまうと思います。
この度はおねしょ(夜尿症)に対する鍼灸治療を解説します。
夜尿症とは?
おねしょは成長するにつれてだんだん収まってくるものですが、小学校にあがるくらいになってもなかなか治らない場合夜尿症と診断されます。
夜尿症の原因
西洋医学における一般的な原因と、東洋医学で診た原因と記載します。
西洋医学では
西洋医学における原因は、
- 利尿ホルモンのバランスが崩れている
- 眠りが浅い
- ストレス
などがあげられます。
東洋医学で診た夜尿症(おねしょ)の原因
当院では夜尿症を主に3つの原因に着目して診断しています。
①下腹部の冷え
夜尿症の子の、おへその下(下腹部)をさわると冷たくなっていることがあります。
冷えは膀胱周囲の血流も悪くし、また免疫力が低下すると常在菌のバランスも崩れてしまうため夜尿症の原因になります。
②睡眠の質の低下
夜、眠りが浅いことも夜尿症の原因となります。
東洋医学では肝臓が睡眠に深く関わっています。
肝臓のツボの反応を診ると、睡眠の質が低下していると感じることが多くあります。
また肝臓はストレスとも関係がありますので、うまくストレス発散ができていない可能性もあります。
③自律神経バランスの乱れ
排尿には自律神経が関係しています。
自律神経のバランスは、背骨にあるツボの反応で診ています。
夜尿症(おねしょ)の治療
刺さない鍼(小児はり・むしきり)
子どもの場合は皮膚表面の刺激でも十分です。
気持ちいい刺激なので、小さい子どもでも喜んで受けてくれます。
下腹部の冷えの改善や、自律神経の調整を目的としています。
また、夜もよく眠れるようになります。
お灸(やいと)
小児はりだけで効果がみられない時は、併せてお灸もしています。
一瞬だけ熱くなるのではじめての子はビックリするかもしれませんが、効果がみられることも多いのでオススメです。
足の整体
冷えがあるときは、足の血流も悪くなっている場合があります。
その時は足をほぐして血流を促進させます。
また自律神経の調整にも有効です。
食生活の改善
冷えがある場合は、食事でも冷たいものを控えて頂きます。
冷たいジュースやアイスクリームなど、食べ過ぎは注意です。
また甘いものを食べすぎてしまうと内臓への負担から、睡眠の質が低下することがあります。
診断した結果そういった兆候がみられるときは食生活の指導もしています。
まとめ
夜尿症(おねしょ)は成長とともにだんだん収まります。
しかし身体に冷えがあったり、自律神経のバランスが乱れていると症状が出てしまうことがあります。
小学生にあがる頃になってもなかなか治らない場合は、鍼灸治療も検討してみてください。
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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