唾液が出づらい
診療をしていると時々こんなお悩みを聞くことがあります。
唾液が出づらいと…
- 口の渇きを感じる
- 喉が渇く
- 口臭
- 会話がしづらい
- 食べ物が飲み込みづらい
- 味を感じにくい
などの症状が出ます。
唾液が出ないと食事も美味しく食べられませんし、飲み込みにくくなるので、誤嚥にもつながります!
また、唾液は消化にも関わっていますので、唾液が出づらいということは胃や膵臓など、消化器系にも負担がかかりやすい状態と言えます。
唾液が出づらい原因
唾液が出づらい原因としては以下のものが考えられます。
加齢
やはり年齢と共に唾液腺が衰え、唾液が出づらくなることはあります。
薬の副作用
抗うつ剤や、睡眠導入剤の副作用でも唾液が出づらくなることがあります。
ストレス
過剰なストレス・緊張は唾液を抑制しますので、口の渇きを感じやすくなります。
シェーグレン症候群
目の乾燥・口の乾燥を主訴とする自己免疫疾患です。
男性よりも女性に発生しやすく、年齢は50代が最も多くなります。
血液検査で抗体を測定することで診断されます。
唾液を出やすくするツボ、顴髎(けんりょう)
鍼でこのツボを刺激することで良い効果が得られます。
ご自宅でもツボ押しできるので、唾液が出づらいとお悩みの方はぜひ取り組んでみてください。
顴髎(けんりょう)は、頬骨の際にあります。
ツボの位置の見つけ方としては、目じりから真っすぐ下にきた場所になります。
唾液を出やすくする効果は、そこから数ミリメートル顔の外側を刺激すると良いでしょう。
顴髎(けんりょう)を刺激することで、
唾液の分泌が促進されます。
また顔の筋肉の緊張を緩めるので、表情が硬いという人にもオススメです!
美容鍼灸でも使いますよ(関連コラム)
自宅でできる顴髎(けんりょう)のツボ押し
- まず、顴髎(けんりょう)の位置に指を当てます。
場所がわかりにくいという方は頬骨に沿って指を当ててください。 - 気持ちいいくらいの強さで、グルグルと指を回してマッサージするような感じでほぐしましょう。
- コツは強く押しすぎないこと、気持ちいいくらいが目安です。
- 身体が敏感な人はすぐ唾液が出てきますが、なかなか出づらい人は空いた時間を見つけて根気よくツボ押しをしてください。
まとめ
今回は唾液が出づらい時のツボとして顴髎(けんりょう)を紹介しました。
顴髎(けんりょう)は本当に素晴らしいツボで、唾液が出るだけでなく、緊張の緩和、自律神経の調整、消化器系の活性化など様々な効果があります。
鍼灸治療はもちろん、自宅でのツボ押しによるセルフケアでも高い効果が期待できます。
唾液が出るツボを活用して健康に一歩近づいていきましょう!!
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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