〈腸を動かす!鍼のしげき〉

内臓のお悩み

腸の動きを活性化

鍼灸治療の作用のひとつとして「お腹が鳴る」というものがあります。

グルグル、ゴロゴロと鳴るためグル音と呼ばれていて、
腸や胃が食べ物の消化のためにうねり動く時の音だといわれています。

人によっては、鍼をして5分くらいでグルグルゴロゴロとお腹が鳴り始めます。

便秘とは?

そもそも便秘とはどういった状態でしょうか。

便は毎日出なければいけないというイメージがあるかもしれませんが、
食事量や個人差もあるため毎日出ないことに問題はありません

それよりも「お腹が張って苦しい」「便が固くて出ずらい」などの症状が伴っていることが問題となります。
例えば3日以上出なくても、便の状態が良く苦しくないようなら問題ないと思います。

なぜ腸が動かなくなるのか?

便が出なくなる原因として、まず食事の内容も関係してきます。
食物繊維は腸内細菌も活性化させるため、
食物繊維が少ない食事であったり、防腐剤が多く腸内細菌にとって好ましくない食事も影響します。

逆に腸の動きが良くない時に繊維質のものを摂りすぎるのも便秘に影響するといわれています。

また、腸の動きは自律神経に支配されているため
自律神経バランスが乱れても腸の動きが悪くなります。

過敏性腸症候群(IBS)

ストレスで便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群(IBS)も自律神経の影響があります。

鍼治療で腸が動くのは、自律神経を調整して内臓を活性化させている結果だと思います。

腸が動くことで腸内細菌も活性化する

乳酸菌や麹菌など、善玉菌を摂ることは腸管免疫を活性化させ様々なメリットがあります。

しかし腸管免疫を正常に保つためには、善玉菌を摂取するだけでは不十分です。

人体には、腸管免疫を自ら活性化させる力があります。

それにはまず温度が大切です。

菌は温度が高いと活性化するため、
腸を動かし、体温を高めることも大切になってきます。

更に免疫細胞が働くことで善玉菌が居心地のいい環境を作っていくこともできます。

鍼灸治療で腸を活性化させる効果

腸は消化だけでなく、神経伝達物質を多く作り出すため、人体の機能においてとても重要な存在です。
うつ病やアルツハイマーなどの脳の疾患の治療においても、腸を活性化させることが根本治療の第一歩となります。

腸閉塞逆流性食道炎などの炎症性の疾患においても、腸内の伝達と血流を良くすることで良い結果につながります。
消化管の炎症性の疾患は免疫が関わっているため、鍼灸治療をすることの適応となります。

腸の状態を良くしたい!
そんなときは食べ物だけでなく腸を元気にする治療を同時に行うことをオススメします。

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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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