妊娠中の様々なお悩みにも鍼灸は有効です。
今回はつわりについて解説いたします!
つわりの症状
一口につわりと言っても様々な症状があり、個人差も大きいため全く同じという方はいないと思います。
主に消化器系の症状が出る方が多く、
- 吐き気・嘔吐
- 胃もたれ
- むかつき
- 食欲不振
- 身体のだるさ
- 頭痛
などがあげられます。
つわりの起こる時期
多くの場合、妊娠5週目くらいからはじまり、12~16週目の安定期に入る頃に収まります。
それより早く始まる方もいますし、症状が落ち着くまでもっとかかると言う方もいるのが現状です。
ですのであくまでも時期は目安として、この時期に当てはまらないからといって異常であるということではありません。
つわりの鍼灸治療
つわりの治療としては
- 消化器系の症状の改善
- 身体のだるさ・疲労の回復
と、2つの点から治療していきます。
消化器系の症状
食欲不振や胃のむかつき、吐き気の治療を鍼灸で行います。
身体を診させて頂き、主に足にある消化器系のツボに施術をしていきます。
足三里や三陰交といったツボが有効です。
※妊娠中のツボ刺激に関しては鍼灸師に相談の上行ってください。
身体のだるさ・疲労
妊娠中はホルモンバランスが変化するため、思った以上に身体は疲れています。
特に普段からこっている箇所など、妊娠を機にメンテナンスすることも良いでしょう。
肩、腕、足などの筋肉の疲れが回復するように施術をしていきます。
また首の緊張から吐き気にもつながるため、首への施術も重要なポイントとなります。
つわりのツボ『内関(ないかん)』
『内関』という、昔から有名なつわりに有効なツボがあります。
場所は、手首から指3本分肘に向かったところです。
つわりだけでなく吐き気止めにもよく効くので、車酔いにもいいですよ。
またストレスがたまると固くなるので、押してみて痛い方はストレスがたまっているかもしれませんね。
症例~ある日の出張治療
先日は出張治療で音戸へ行きました。天気も良くてドライブには最高♪
今回は初診の患者さんで、妊娠5週目で第二子を妊娠中です。
日によってつわりがひどく、体調に波があるとのことで出張依頼を頂きました。
吐き気や胃のむかつきなど、つらいつわりの症状にも鍼灸は有効です。
身体のストレスや緊張も、つわりにも影響します。
お伺いすると、睡眠も浅いようなので良く眠れるように施術させて頂きました。
そして、内関にチリッとお灸をして、ご自宅でもお灸ができるようにツボの場所を教えて施術を終えました。
施術後、久しぶりに食欲が出てハンバーグが食べられたと連絡頂きました♪
まとめ
つわりがひどいとやはり気分も落ち込みますよね。
鍼灸で症状をやわらげながら安定期を迎えて頂きたいと思います。
つらい時にはきっと力になれますのでぜひご相談ください^^
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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