生老病死-鍼灸師としてできること

広島県呉市の鍼灸院・整体院【悠心堂】の生老病死について鍼灸エトセトラ

親戚の一周忌にて

先日親戚のおばさんの一周忌法要がありました。

お経を終えた後、お寺さん(お坊さん)のお話を聞きました。
お話の中で、仏教の言葉で『生老病死』というものがあると教えて頂きました。
とても興味深かったので紹介させていただきます。

生老病死とは?-4つの苦しみ-

人間には『四苦八苦』と言って多くの苦しみがあります。

その中の四苦に当たる部分が、「生・老・病・死」という4つの苦しみです。
これは人間の根源的な苦しみだと言います。

  • 生まれてくる苦しみ
  • 老いる苦しみ
  • 病んでしまう苦しみ
  • 死んでいく苦しみ

この4つから救われるために仏教があると、お寺さんがお話しされていました。
逆に言えば、これがない人には仏教は必要ないと言っていました。

こんな人には仏教は必要ない!

  • まだ生まれてない人
  • 1日でも、年を取ったことがない人
  • 病んだことがない人
  • 一生死ぬことがない人

こんな人いませんね^^;
つまり仏教は誰にでも必要だ、ということです。

抗おうとするから苦しい

お寺さんはこうもおっしゃられました。

生老病死は誰にでも起こること。
それに抗おうとするから苦しみが生まれる。
受け入れることが大切。

これを聞いたとき、

なるほどな~!”と思いました。

受け入れるということは、カラダが治る過程においてとても重要だからです。
まず受け入れることから気づきが生まれ、治る方向にカラダが動き始めます。

鍼灸治療でできること

鍼灸治療としては、主に病む苦しみに関係してくると思います。
美容鍼灸はアンチエイジングのための治療になります。
終末期医療としては、死に対する苦しみに対してのアプローチになるかなと思います。

病む苦しみに対して

病気になるのはとてもつらいことです。
身体を動かすのもおっくうでしょうし、心も浮かない気分になりますね。

仏教では、
抗うことで苦しみが生まれるため、受け入れることが必要。

と言いました。

ここでいう苦しみとは、病気による肉体的なつらさとは少し違うかと思います。

受け入れることと諦めることは違う

病気というのは、ひとつの状態です。
誰でも病気にはなりたくないと思いますが、誰にでも起こりうることです。

病気になったという現状をしっかりと認識すること。

その上で諦めるのではなく、次のステップに進めたら良いと思います。

受け入れることが治療のはじまり

”病気がなかなか治らない”
という人がいます。

治る力が働いていない可能性があります。

治るためには、病気であることにカラダが気づくことが必要です。
カラダがどこを治せば良いのは気づけば、治る方向にカラダが動き出します。

鍼灸ができるのは、気づきのお手伝い

の刺激。
また整体の刺激でカラダを変わる理由。

それは、カラダが気づくからです。

鍼灸の刺激だとイメージしにくいかもしれませんが、
整体やマッサージを受けて「こんなに痛いんだ!」と感じることが大切です。

鍼灸での刺激は、皮膚からに伝わり、脳を通して各臓器器官に影響していきます。

鍼灸の診断法では、脈拍や舌の色・形で診ています。
治療すると脈と舌は繊細に変化していきます。

まとめ

現状に抗うから苦しみが生まれる。

まず受け入れ気づき、それから治るためのステップに進みましょう。

そしてその気づくためのお手伝いができるのは鍼灸師です^^

法事でお寺さんから聞いた話から発展させて、私の考えを書かせていただきました。
弘法大師がお灸を日本各地に伝えたように、仏教と鍼灸治療には色々と共通する部分もあるかもしれませんね。

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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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