遅くなりましたがGWに、高知でお灸合宿を行ったので報告します。
大学の先輩が院長を務める『かしま山鍼灸整骨院』にて3泊4日の合宿をしました。
先輩は100年続く鍼灸接骨院の4代目です。家伝の灸を学ばせていただきました。
主な内容は
- お灸の実技
- 疾患別にツボの検証
- 患者さんに役立つホームページづくり
などです。
【実技】やいとを学ぶ
やいととはお灸のことですが、うちの地域では特に昔ながらのお灸をやいとと呼ぶ風習があります。
さてまずは、こちらの動画をごらんください。
もぐさをひねって米粒大のお灸を作り、線香で火をつけています。
火が燃えていく途中で指で押すことで、熱だけが皮膚に伝わり、必要以上にやけどをさせない技術です。
先輩が私の腕にしてくれたものを撮影しました^^
私も鍼灸の学校でも習いましたが、最近では簡易的なお灸をメインに使っていました。
先輩にお灸をすえてもらったことで、私のお灸魂に火がつきました。笑
簡易的なお灸ももちろん良いのですが、カラダの反応を特に求める場合にはしっかりと燃やすお灸も大事だと感じました。
各種疾患へのお灸
今回は関節へのお灸をメインに学びました。
膝の靭帯の触診から、お灸のポイントを選定する技術を教えてもらいました。
変形性膝関節症、膝に水がたまる
そういった方には特にオススメできそうです。
また関節リウマチや腱鞘炎による手の痛みにも効果が見込めると感じました。
炎症や熱を持ったところへのお灸です。
熱を持って、熱を制すってとこですかね!
合宿を終えて
お灸の旅を終えて感じたことは・・
①お灸という技術のすばらしさ
先輩の手から伝わる、文化と歴史の深さに感動しました。
やはりお灸でしかできない刺激が、治療法として昇華され多くの病を治しているのだと思います。
②志を同じくする仲間と学ぶ大切さ
仲間が治療を通して何を目指しているのか、目を見て話した瞬間通じるものがあります。
本気で治療家として日々過ごしているからこそ、使う技術に差異はあれど勉強になります。
鍼灸師の数だけ、鍼灸治療はあります。
どのツボを選定し、どのような鍼灸技術を用いるのか、星の数ほどのパターンが存在します。
その中から患者さんに最適の治療を見つけ出すのが治療家の腕の見せ所。
そういった意味では全く同じ治療というものは存在しないと思います。
治療のプロセスは違っても、本気でやるというところが共通項です。
本気とは?患者さんのことをどこまで考えられるかだと思います。
仲間と切磋琢磨することで、さらに多くの患者さんのためになる治療をしていきます。
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広島県呉市川尻町の鍼灸院・整体院【悠心堂】でした。
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